内見の前日、お客様から「近くにスーパーとドラッグストアはありますか。小学校まではどれくらいですか」とLINEが来る。物件は自分でも土地勘のないエリア。
地図アプリで物件の住所を出して、「スーパー」で検索、「小学校」で検索、距離を1つずつ読む。それを文章にして返す。次の物件でも、同じことを繰り返していました。
周辺環境の質問は、内見の前にほぼ必ず来ます。答えそのものは難しくないのに、施設の種類ごとに検索し直して、距離を読み取って、文章にする手間が毎回かかります。
「周辺環境マップ」は、住所を入れるだけで周辺の施設を地図と一覧にして、そのままお客様に渡せる1枚にするために作ったツールです。この記事では、実際の画面で、住所の入力から印刷用ページまでを紹介します。
周辺環境の調べものの何が面倒だったのか
周辺環境の質問で手が止まるのは、次の3か所でした。
- 施設の種類ごとに検索し直す。スーパー、コンビニ、学校、病院。地図アプリで1種類ずつ検索して、結果を1つずつ読んでいました。
- 距離と徒歩分数を自分で読む。地図上の位置から「だいたい徒歩8分」と見積もる。根拠があいまいなまま、お客様に伝えることになります。
- 資料の形にならない。調べた結果はLINEの文章で終わり、マイソクに添える1枚にはならない。次のお客様で、また最初からです。
調べる作業より、「同じ調べものを物件ごとに繰り返す」ことが負担でした。
作ったもの:周辺環境マップ
この章の流れ
- 上の欄に物件の住所を入れて、「地図を作る」を押す
- 地図のピンと凡例を確かめる
- 右の施設リストで、距離と徒歩分数を見る
- 「印刷用ページ」でお客様に渡せる1枚にする
1上の欄に物件の住所を入れて、「地図を作る」を押す
物件名は印刷用の見出しに使います(任意)。番地まで入れると、より正確な位置になります。
「地図を作る」を押すと、住所を座標に変え、半径600mのスーパー・コンビニ・ドラッグストア・公園・幼稚園/保育園・駅・病院と、半径1kmの学校を自動で取得します。数秒かかることがある点だけ、ご承知おきください。
2地図のピンと凡例を確かめる
赤い丸が物件、まわりのピンが施設です。左下の凡例で、種類ごとの色と件数が分かります。土地勘のないエリアでも、この画面を見るだけで「何が近くにあるか」がつかめる画面です。
3右の施設リストで、距離と徒歩分数を見る
近い順に並びます。徒歩分数は歩行経路の道のりを80m=1分で換算した参考値で、画面と印刷物の両方に、その旨を明記した形です。リストの施設をクリックすると、地図がその場所へ動きます。
4「印刷用ページ」でお客様に渡せる1枚にする
地図と施設の表を1枚にまとめた印刷用ページが開く仕組みです。「© OpenStreetMap contributors」の出典表記は自動で入るので、そのままマイソクに添える資料にできます。
外部に送るのは住所だけで、物件資料そのものは送信しません。地図データはOpenStreetMapです。
この画面を、そのまま7日間使えます
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できないこと・注意点
- 施設データはOpenStreetMapです。地域によっては網羅性が落ちることがあります。都市部は実用的ですが、郊外では実際の施設と照らし合わせてください。
- 徒歩分数は参考値です。広告に載せる徒歩分数は、表示規約に沿ってご自身で算出してください。ツールの数字をそのまま広告に転記しないでください。
- 住所が見つからないと、町名の位置になります。国土地理院の検索で番地まで探し、見つからないときは町名で探します。その場合は位置がずれるので、地図で確かめてください。
- インターネット接続が必要です。住所検索・施設取得・地図の表示に使います。
お客様に渡す前に、地図の位置と施設が実際と合っているかを、一度ご自身の目で確かめてください。
よくある質問
周辺環境マップについて、よく聞かれることをまとめました。
Q. 印刷用ページを広告に使えますか?
「© OpenStreetMap contributors」の出典表記が条件です。印刷用ページには自動で入ります。徒歩分数は参考値のため、広告の表示には別途ご確認ください。
Q. 施設の種類を増やせますか?
会員画面からは変えられません。ご要望はお問い合わせからお知らせください。
Q. 提案資料ジェネレーターと一緒に使えますか?
使えます。提案書の物件ページに、この印刷用ページを添えると、周辺環境まで含めた1冊にできる形です。
Q. スマホでも使えますか?
ブラウザで動くので使えます。印刷用ページはPCで開くほうが確認しやすいです。
次の「近くに何がありますか」で、試してみてください
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7日後はロックされますが、データは消えません
まとめ
周辺環境の質問で消えていたのは、調べる時間ではなく「物件ごとに同じ調べものを繰り返す時間」でした。このツールは、住所を入れるだけで地図と一覧を作り、そのまま渡せる1枚にするための道具です。
わたし自身の内見準備で使っているので、施設の拾い方や徒歩分数の見せ方は使いながら直しています。土地勘のないエリアの物件を案内する方に、そのまま使ってもらえたらうれしいです。
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