売買の案件が3件、賃貸が5件。ローン特約の期日は手帳に、媒介契約の満了日はファイルの表紙に、引渡日はメールの中に。それぞれ別の場所に書いてある。
週明けに「あれ、媒介の更新っていつだったか」と思い出して、ファイルを探しに行く。期限そのものより、「どこに書いたか」を探す時間で、朝が消えていきました。
案件の期限は、種類も置き場所もばらばらです。頭に入っているうちは回りますが、件数が増えた瞬間に、どれか1つが抜けます。
「案件進捗ボード」は、案件ごとの段階と期限を1か所に置いて、期限が近いものを自動で上に上げるために作ったツールです。この記事では、実際の画面で、ボードの見方から案件の登録までを紹介します。
期限管理の何がつらかったのか
案件の期限で手が止まるのは、次の3か所でした。
- 期限の置き場所がばらばら。手帳、ファイルの表紙、メール、付箋。案件ごとに「どこに書いたか」から探していました。
- いまどの段階か、が共有されない。自分は分かっていても、同僚に聞かれると説明が要る。休みの日に電話が来る原因はここでした。
- しばらく触っていない案件に気づけない。動いている案件に手を取られて、最後の連絡から1週間あいた案件が静かに残ります。
案件を進める作業より、「期限と状態を思い出す作業」が負担でした。
作ったもの:案件進捗ボード
この章の流れ
- 上段のKPIと期限アラートで、いまの状態をつかむ
- 進捗のステージをクリックで進める
- 案件をクリックして、期限と最終接触日を直す
- 「+ 新規案件」で登録する
1上段のKPIと期限アラートで、いまの状態をつかむ
進行中の案件数・期限超過・7日以内の期限・追客もれの疑い・決済目前の件数が、常に上に出ます。はじめて開いたときはボードが空なので、「サンプルを読み込む」で架空の案件を入れると、見え方を確かめられる仕組みです。
KPIの下には、期限が3日以内の案件が一覧で出ます。媒介契約の期限、ローン特約の期日、引渡日、内見予定が対象です。ここに出た案件から手をつけます。
2進捗のステージをクリックで進める
一覧は期限が近い順です。各行の「反響→内見→申込→契約→決済・引渡」のステッパーをクリックすると、その段階に変わります。戻すときも、前の段階をクリックするだけです。
3案件をクリックして、期限と最終接触日を直す
案件をクリックすると、期限・金額・担当者・メモをその場で直せます。最終接触日を更新すると、追客もれの印が消えます。連絡したらここを更新する、が運用の要です。
4「+ 新規案件」で登録する
お客様名・物件・金額・担当者・期限を入れて保存します。賃貸・売買の区分も選べる形です。
期限が近い案件は、保存した瞬間に上に来ます。内見予定が2日後の案件なら、保存と同時に期限アラートと一覧の上位に上がる形です。お客様名・物件名で検索、担当者での絞り込みもできます。
この画面を、そのまま7日間使えます
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できないこと・注意点
- 通知はボード上の表示だけです。メールやLINEへの通知はありません。朝いちにボードを開く、を習慣にする前提です。
- 同時編集はやり直しになることがあります。同じ案件を2人が同時に編集すると、後から保存した側に「最新の内容を読み込みました」と出ます。
- 削除は元に戻せません。案件を削除すると、社員全員のボードから消えます。
- つながらない間は、そのブラウザだけの保存です。サーバーにつながらない間はお使いのブラウザに保存され、つながると自動で送られます。
会社のサーバーに保存され、社員全員で同じボードを見ます。別の端末での更新も自動で取り込む仕組みです。
よくある質問
案件進捗ボードについて、よく聞かれることをまとめました。
Q. サンプルの案件を消したいのですが?
案件をクリックして編集画面を開き、「削除」を押してください。1件ずつ消えます。
Q. ステージを戻せますか?
戻せます。ステッパーの前の段階をクリックしてください。
Q. 誰が編集したか分かりますか?
担当者の欄で分かります。編集した人の記録は残りません。
Q. 追客コックピットとはどう使い分けますか?
追客コックピットは反響への「返信の遅れ」を見る場所、案件進捗ボードは案件の「期限と段階」を見る場所です。反響が申込に進んだら、ボードに登録してください。
次の週明けに、試してみてください
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7日後はロックされますが、データは消えません
まとめ
案件管理で消えていたのは、進める時間ではなく「期限と状態を思い出す時間」でした。このツールは、期限が近い案件と放置気味の案件を自動で上に上げて、朝いちに開けば順番が決まる状態を作るための道具です。
わたし自身の案件で毎日使っているので、アラートの日数や項目は使いながら直しています。頭とメモで期限を持っている方に、そのまま使ってもらえたらうれしいです。
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